今回の勉強会はいつもとはちょっと違う視点で賃貸経営を考えて
みようということで、「エコロジー」をテーマに勉強しました。
講師としてお話しをしてもらったのが、環境省のプロジェクトで
活躍しています 「EPO北海道」のYさんとIさん。

Yさん自身が賃貸入居者という立場なので、大家としてはなかなか
聞くことの出来ない貴重な話しとなりました。
いきなりYさんの引越し履歴から始まり、どうして引越したかの
理由付きの説明に、ちょっと耳が痛い感じ。

賃貸物件に住んでいるなかで一番不満に思ったことを少し整理
すると、わからなかった、知らなかったために起きたことに対する
不信感のような項目がいくつもあったそうです。
Yさんはもっと事前に物件の良いところばかりでなく、悪いところ、
そしてその対策をあえて明確にすることで、入居者さんと大家との
距離が縮まり、長い入居につながるのでは?と提案されました。

エコを背景に何ができるか考えると、大家は物件固有の情報と対策を
提供し、入居者さんがそれを実践することで結果的に双方がコスト面で
メリットを出すことが出来るということ。
「そんなこと」と思うかもしれませんが、家賃や条件を下げるばかり
でなく、入居者さんの生活コスト、ランニングコストを削減できる
ことに情報を提供するということで貢献するという考え方は、まだ
多くの大家さんが実行していないことではないでしょうか。
余計なことと言えばそうかもしれませんが、大家の会メンバーの中には
エレベーター内に「お節介板」を掲示し、その時々の情報を掲示し
コミュニケーションを心掛けている大家もいます。
本気で入居者さんの立場に立って考えなければ出来ないことです。
この日、具体的に何をしていくかまでの話しにはなりませんでしたが
エコという同じテーマを掲げることで、大家と入居者の距離を縮め
信頼関係を築くヒントを得たように思います。
今後も継続的にテーマにしていきたいです。
勉強会後の懇親会の様子は、こちらのブログをどうぞ
http://tinntaiyanusi.12.dtiblog.com/

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