桜前線の最先端を狙い、名古屋部会を開催しました!
札幌との気温差はなんと15度!

菜の花が咲き乱れ、モンシロチョウがはためき、梅は全開です。

そして狙い通り、ソメイヨシノの開花日だったのですが、開いた花は確認できず、ちょっと残念です。
今回のミッションはこの桜を観ること・・・ではなく名古屋の不思議建築を探検すること。
名古屋部会の部会長であるYさんのご案内により、札幌参加組のkazuさんとともに密度の濃い時間を過ごすことができました。(Yさんありがとうございました!)
最初に訪問したのは、RCをガルバリウムで覆った築22年の物件。

老朽化等により入居が18戸/31戸にとどまっていたため、一部解体→補強→増築・外装といったリファインを行ったそうです。

内装や間取りも変更され、浴室部分は躯体を増築してカバーするというテクニックを使っています。
更にうち4世帯は入居したまま(!)、工事をするという(建物内で引越しする)かなり斬新な方法を取っています。
31戸を1LDK×14戸、2LDK×10戸、3LDK×4戸=28戸と多様化を持たせた間取りに変更。
賃料が2万~6万アップでも、入居は好調のようです。
次に訪問したのは、かつて名古屋市長公舎としても利用されていた東山荘。

大正初期に建造された個人所有の山荘で、和洋折衷タイプのお屋敷です。

現在は市民に開放されて、お茶会や華道、各種イベントなどに利用されています。
そして、ここから愛知学泉大学のI教授が合流。
20年前にI教授が手掛けたという「リフォーム長屋」を拝見させていただきました。
6戸の住戸が連なった長屋。
このうち2戸を20年前にリフォームしたというのですが、当時で築80年、現在なんと築100年という超クラシックな建物なのです。

今回特別に、リフォーム前とアフターの2戸を拝見させていただいたのですが、その違いにビックリです。(皆さんありがとうございました!)

手前が玄関で中央部分が屋根の一番高い部分、奥へ細長い間取りとなるのですが・・・


これがリフォームした部屋ですが、外観からは想像もつかないモダンな雰囲気になっています。
覆っていた天井を外して吹き抜け状にし、天窓を設けて一番暗くなってしまう部屋を開放的なリビングにしています。
梁をそのまま見せるのも格好いいですね。
さて、いよいよYオーナーの物件見学です。
地下鉄駅徒歩1分の学生向けマンション。

全124戸というモンスタータワーです。

外観は曲線の造詣にこだわったというだけあって、ボリュームの割には大型物件にありちがなトゲトゲしさがありません。
前が6車線道路の角地ということ、優しい色合いを使っていることもあってか圧迫感が緩和されている気がします。

もちろんなかにも様々な工夫を凝らしています。

戸数があることを活かし、最新設備を導入してはテストをしているのです。

単身向けワンルームを時代に合わせて、どこまで快適にできるか。

終わることなき挑戦に真正面から立ち向かってます。
そしてこの最先端マンションのすぐ隣にある、

昭和6年竣工のお屋敷。

Yさんがかつて過ごしていたご自宅です。

一部はテナント利用で郵便局が入っていたそうですが、道路側は洋風でかなり凝った造りであることが素人目にもわかります。

天井の装飾。

曲線で構成された木枠の窓。
職人技が光ります。

住宅部分はかなり奥行きがあり、しかも2階建てになっています。

庭には戦時中に防空壕が掘られるなど(今もその穴が残っている)、この場所の歴史をそのまま閉じ込めたエアポケットのような空間でした。
この場所を次の時代にどう呼応させるのか、Yさんのアイディアに期待しています。
さて、このあと場所を変えて、5時間を越える振り返りミーティング(?)を行い、名古屋探検初日を締めくくったのでした。
札幌との気温差はなんと15度!

菜の花が咲き乱れ、モンシロチョウがはためき、梅は全開です。

そして狙い通り、ソメイヨシノの開花日だったのですが、開いた花は確認できず、ちょっと残念です。
今回のミッションはこの桜を観ること・・・ではなく名古屋の不思議建築を探検すること。
名古屋部会の部会長であるYさんのご案内により、札幌参加組のkazuさんとともに密度の濃い時間を過ごすことができました。(Yさんありがとうございました!)
最初に訪問したのは、RCをガルバリウムで覆った築22年の物件。

老朽化等により入居が18戸/31戸にとどまっていたため、一部解体→補強→増築・外装といったリファインを行ったそうです。

内装や間取りも変更され、浴室部分は躯体を増築してカバーするというテクニックを使っています。
更にうち4世帯は入居したまま(!)、工事をするという(建物内で引越しする)かなり斬新な方法を取っています。
31戸を1LDK×14戸、2LDK×10戸、3LDK×4戸=28戸と多様化を持たせた間取りに変更。
賃料が2万~6万アップでも、入居は好調のようです。
次に訪問したのは、かつて名古屋市長公舎としても利用されていた東山荘。

大正初期に建造された個人所有の山荘で、和洋折衷タイプのお屋敷です。

現在は市民に開放されて、お茶会や華道、各種イベントなどに利用されています。
そして、ここから愛知学泉大学のI教授が合流。
20年前にI教授が手掛けたという「リフォーム長屋」を拝見させていただきました。
6戸の住戸が連なった長屋。
このうち2戸を20年前にリフォームしたというのですが、当時で築80年、現在なんと築100年という超クラシックな建物なのです。

今回特別に、リフォーム前とアフターの2戸を拝見させていただいたのですが、その違いにビックリです。(皆さんありがとうございました!)

手前が玄関で中央部分が屋根の一番高い部分、奥へ細長い間取りとなるのですが・・・


これがリフォームした部屋ですが、外観からは想像もつかないモダンな雰囲気になっています。
覆っていた天井を外して吹き抜け状にし、天窓を設けて一番暗くなってしまう部屋を開放的なリビングにしています。
梁をそのまま見せるのも格好いいですね。
さて、いよいよYオーナーの物件見学です。
地下鉄駅徒歩1分の学生向けマンション。

全124戸というモンスタータワーです。

外観は曲線の造詣にこだわったというだけあって、ボリュームの割には大型物件にありちがなトゲトゲしさがありません。
前が6車線道路の角地ということ、優しい色合いを使っていることもあってか圧迫感が緩和されている気がします。

もちろんなかにも様々な工夫を凝らしています。

戸数があることを活かし、最新設備を導入してはテストをしているのです。

単身向けワンルームを時代に合わせて、どこまで快適にできるか。

終わることなき挑戦に真正面から立ち向かってます。
そしてこの最先端マンションのすぐ隣にある、

昭和6年竣工のお屋敷。

Yさんがかつて過ごしていたご自宅です。

一部はテナント利用で郵便局が入っていたそうですが、道路側は洋風でかなり凝った造りであることが素人目にもわかります。

天井の装飾。

曲線で構成された木枠の窓。
職人技が光ります。

住宅部分はかなり奥行きがあり、しかも2階建てになっています。

庭には戦時中に防空壕が掘られるなど(今もその穴が残っている)、この場所の歴史をそのまま閉じ込めたエアポケットのような空間でした。
この場所を次の時代にどう呼応させるのか、Yさんのアイディアに期待しています。
さて、このあと場所を変えて、5時間を越える振り返りミーティング(?)を行い、名古屋探検初日を締めくくったのでした。
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