環境に配慮した○○!を廻る旅も、いよいよ終盤になりました。
今回訪問したのは、恵庭市にある環境を考えるテーマパーク「えこりん村」。
レストラン「びっくりドンキー」や「ペペサーレ」等を経営する北海道企業、株式会社アレフの子会社が運営しています。
ちょうど2年前の平成18年6月にオープンしたこの施設。
ガーデニングショップ「花の牧場」と有料の英国式庭園「銀河庭園」、レストラン「天満食堂」と「らくだ軒」の4施設がコアになり、周りは牛や羊が草を食む牧場風景を演出しています。
その施設のひとつ、天満食堂で(株)アレフのエコチームリーダー、Sさんからお話を伺いました。
天満食堂の屋上は完全に土を載せて緑化してます。

内装も自然石や無垢材を使ったワイルドな感じです。
そもそも株式会社アレフの社長さんが安全な食や環境問題に非常に熱心で、会社として様々な独自の研究を進めてきたそうです。

「健康に悪影響を与えることが分かっている食品はいうまでもなく、生産方法を理解していない食品も絶対に扱うべきではありません。私たちは食肉についてより深く学ぶためにアレフ牧場、アレフ農場を設立し、健康な土づくり牧草づくりから品種の選定、改良などに積極的に取り組み、豊かな経験と知識を蓄えてきました。」
「アレフも『食』から社会という森に分け入り、やがて農業や環境といった問題にかかわるようになりました。」(アレフHPより)
ゴミを出さず再利用する、というのも食からの延長線上にあり、天満食堂には廃油を回収ステーションがあります。
家庭で使った廃油を1リットル入れると、左のトマトゼリーがもらえます。

集めた廃油は精製してバイオディーゼル燃料として生まれ変わり、えこりん村内を走るディーゼル車の燃料などになるのです。捨てられるはずだったエネルギーの再生です。
また、天満食堂の裏側には食べ残してしまった残飯を微生物により発酵させる装置があります。

ここで2ヶ月ほど攪拌し、さらに牛糞等と混ぜると堆肥が完成します。

この堆肥を販売し、また施設内の植物の育成に利用しているのです。

風景式の銀河庭園も「あるものを利用する工夫」から出来ています。

立派な巨木のゲートですが、これも流木を拾って(語弊があるかもしれませんが)再利用したものだそうです。

また、足元にはめ込んであるウッドタイルは、もともとココに生えていた木々を(捨てるのではなく)、緩衝材として再利用するため、スライスして埋め込んだということです。

庭園内に見え隠れするオブジェも、流木や廃材を再利用したものから出来ています。

これは左を向いているクマ!

エコロジーであるというより、『食』を中心軸に無駄をなくす、ゴミを出さない、を徹底した結果、その受け皿としてこの「村」が出来たように思います。
食が循環することは目の前の事実から体感できたのですが、我々のテーマである「住まい」をどう結びつけるか、どう循環させるか。
食と住の連携と循環は、これから考えるべきテーマになるかもしれません。
今回訪問したのは、恵庭市にある環境を考えるテーマパーク「えこりん村」。
レストラン「びっくりドンキー」や「ペペサーレ」等を経営する北海道企業、株式会社アレフの子会社が運営しています。
ちょうど2年前の平成18年6月にオープンしたこの施設。
ガーデニングショップ「花の牧場」と有料の英国式庭園「銀河庭園」、レストラン「天満食堂」と「らくだ軒」の4施設がコアになり、周りは牛や羊が草を食む牧場風景を演出しています。
その施設のひとつ、天満食堂で(株)アレフのエコチームリーダー、Sさんからお話を伺いました。
天満食堂の屋上は完全に土を載せて緑化してます。

内装も自然石や無垢材を使ったワイルドな感じです。
そもそも株式会社アレフの社長さんが安全な食や環境問題に非常に熱心で、会社として様々な独自の研究を進めてきたそうです。

「健康に悪影響を与えることが分かっている食品はいうまでもなく、生産方法を理解していない食品も絶対に扱うべきではありません。私たちは食肉についてより深く学ぶためにアレフ牧場、アレフ農場を設立し、健康な土づくり牧草づくりから品種の選定、改良などに積極的に取り組み、豊かな経験と知識を蓄えてきました。」
「アレフも『食』から社会という森に分け入り、やがて農業や環境といった問題にかかわるようになりました。」(アレフHPより)
ゴミを出さず再利用する、というのも食からの延長線上にあり、天満食堂には廃油を回収ステーションがあります。
家庭で使った廃油を1リットル入れると、左のトマトゼリーがもらえます。

集めた廃油は精製してバイオディーゼル燃料として生まれ変わり、えこりん村内を走るディーゼル車の燃料などになるのです。捨てられるはずだったエネルギーの再生です。
また、天満食堂の裏側には食べ残してしまった残飯を微生物により発酵させる装置があります。

ここで2ヶ月ほど攪拌し、さらに牛糞等と混ぜると堆肥が完成します。

この堆肥を販売し、また施設内の植物の育成に利用しているのです。

風景式の銀河庭園も「あるものを利用する工夫」から出来ています。

立派な巨木のゲートですが、これも流木を拾って(語弊があるかもしれませんが)再利用したものだそうです。

また、足元にはめ込んであるウッドタイルは、もともとココに生えていた木々を(捨てるのではなく)、緩衝材として再利用するため、スライスして埋め込んだということです。

庭園内に見え隠れするオブジェも、流木や廃材を再利用したものから出来ています。

これは左を向いているクマ!

エコロジーであるというより、『食』を中心軸に無駄をなくす、ゴミを出さない、を徹底した結果、その受け皿としてこの「村」が出来たように思います。
食が循環することは目の前の事実から体感できたのですが、我々のテーマである「住まい」をどう結びつけるか、どう循環させるか。
食と住の連携と循環は、これから考えるべきテーマになるかもしれません。
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