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札幌ガンバる大家の会の会員同士の物件を見学する空室見学会を開催しました。

今年はアースデイ企画等のためなかなか日程調整が難しく、実に久しぶりの開催です。




そのためもあってか、今回の参加者は過去最高の18名!
旭川や函館からの参加もあり、にぎやかな見学会になりました。




さらに!

今回は大家である会員のほか、賃貸入居者の視点からチェックしてもらおうと、アースデイつながりの3名の方が特別参加してくれました。




3名それぞれ賃貸アパート生活経験者であることから、自分たちが住むとしたら、引っ越すとしたらどう思うか、内覧者の視点でアンケートに答えてもらいます。




例えば、これまで3度の転居経験のあるIさんは、これまでの転居の理由が「採光の悪さ」や「部屋の寒さ」「隣室の方のマナーの悪さ」だったりということを教えてくれました。
やはり人によって、気になる視点は違うものです。




特に興味深かったのは「エレベーターに乗りたくない」という意見。

仮に同じアパートに暮らしている人同士であったとしても、見ず知らずの人と密室であるエレベーターに乗り合わせたくないということのようです。

男性だと「エレベーターがあれば便利だな」で終わってしまうと思うのですが、女性だとまた違うのですね。
ちなみにIさんの場合、1階は防犯上避けたい、階段で上れる4階までの物件、というのが希望の条件でした。




また室内の中央にある柱を気にしていたのも印象的でした。

大家なら柱は動かしようがないので多分、見ているようで見ていないポイントだと思うのですが、特別参加の3人は実際に自分が持っている家具がこの部屋に置けるか?というのを頭で思い浮かべつつ部屋を見ているので現実的です。

大家が部屋をリフォームするときは、限られた予算の範囲で優先順位をつけ「きっと最大公約数でこうだろう」と入居者の姿を一方的に想像して行うわけですが、今回、予算や条件に囚われず、自由な視点で貴重な意見をいただくことができました。

Yさん、Kさん、Iさんありがとうございました!(次回も是非参加してください!)




さて、今回見せていただいた物件オーナーは、本当に細やかに工夫をしていて驚かされました。
部屋の説明や資料の用意はもちろん、インターネット無料サービスを提供していたり、独自のトランクルームを作ったり・・・。




引越直後に意外と困る食事をデリバリー可能な業者のチラシを集めて、一覧資料にしていたり。

豊平川沿いの物件は窓際にこんな自家製ポスターが。




今回廻った3物件には、見えない価値を引き出す知恵と工夫が、随所に込められていました。

Nオーナー、Sオーナーありがとうございました!
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2008.05.29 Thu l 空室検討会運営部会 l コメント (0) トラックバック (0) l top
平成20年5月28日、第21回目の勉強会を実施しました!


今回のテーマは「火災保険」について。

数社の保険を取り扱う ?クレストコンサルティングさんに

お越しいただき、セミナーしてもらいました。






保険は次々と新しい商品がでるので、資料だけ見比べても簡単には

分かりかねますが、どこをポイントにどう考えていけば良いのかを

わかりやすくアドバイスしていただいたお陰で、すごく理解が深まった

と思います。


後半は 「内装業者を決める私の理由」 をテーマに

それぞれの大家さんの価値観、判断基準、工事にまつわるエピソード

を聞かせてもらいました。


将来的にはお付き合いのある工事業者さんの情報を、会員同士で共有

しようと考えておりますが、ただの紙情報としてではなく、どうして

その業者さんなのかをお互いに知ることで、もっと意味のある情報共有

となるのではと思いました。


お互いのことを良く知っているからこそ、相互に助け合うということが

実現できるものと考えます。

より理解し合えるそんな時間だったとしたらうれしいのですが・・・



29日は会員の空室見学会の予定です。

こちらもお互いのことを良く知る良い機会となるはずです。

またご報告致します。


2008.05.28 Wed l 定例会(勉強会) l コメント (0) トラックバック (0) l top
初めての投稿です。

北区北20条西3丁目に位置するTAKE・N20(テイクN20)という物件の
大家です。



今回は少しでも多くの方に、テイクN20を知ってもらいたく、この記事を書いております。

簡単に物件を説明するならば、
家賃4万円台でエアコン・シャワー付トイレのあるお部屋に入れます。
北18条駅と北24条駅のダブルアクセス、好立地物件です。
近所には
スーパー:アップル20(240m)
コンビニ:セブンイレブン(239m)
100円ショップ:Amazing(258m)
飲食店:本格手打ちそば処 屯々(48m)
なんて感じで生活にも便利です。

お部屋の中は













といった感じです。

この物件は家具付きのお部屋もあります。

家具付の動画はこちら

あんまり一度に書いちゃうとネタが無くなりそうなので、今日はこの辺で。

物件の詳細は こちら

家具付の詳細は こちら

よろしくお願いします。
2008.05.28 Wed l テイクN20 l コメント (0) トラックバック (0) l top
地球や家計に優しいロードヒーティングの普及を目指す

ステンレスパワーヒーティングシステムを展開する、


三栄工業株式会社さんにお話しを聞きました。







ステンレスパイプを用いることで、従来のパイプよりも熱伝導率が

高く効率的に融雪できるため、燃料となる灯油を大幅に節約できる

ことが特徴です。

北海道の冬は雪との闘い。しかし限りある資源は大事にしたいし

ランニングコストも抑えたい。そんな要望に応えてくれるステンレス

パイプですが、三栄工業さんでは導入費の削減も考え、ステンレス

だからこそ実現可能な 「じか敷き施工」 を開発されました。









既存の路盤やアスファルトの上に、じか敷きにすることにより、

掘削などの土木工事が大幅に減少されるほか、既存の路盤や

舗装が廃材となることもありません。


4tトラックが乗ってもつぶれることのない、ステンレスパイプだから

こそ実現可能な工法!

まさに環境に配慮された画期的なロードヒーティングと言えるかも

しれません。





ここまで完成されたシステムではありますが、三栄工業さんでは

もっと稼動コストを削減するため、現在、風力発電を利用した

システム開発にも力を入れているとのことでした。





灯油代を節約するため、稼動時間を削って我慢するのではなく

快適な環境を維持しながら経済的でなおかつムダの少ない効率的な

運用をするためのシステムであり、更なる進化も構想中の三栄工業さん

のお話しはいろいろ考えさせられることが多かったです。





導入費用だけで比較され、何度も悔しい思いをしてきたことも

容易に想像できますが、それでも諦めることなく北海道の雪問題と

地球環境、ランニングコストの削減と戦い続けて出来上がった

このステンレスロードヒーティングが、評価される日が近いのでは

ないかと思いました。




2008.05.25 Sun l アースデイ2008企画(エコロジー賃貸) l コメント (0) トラックバック (0) l top

札幌市東区 キーレス賃貸 neo21 the East の 102号室が成約いたしました。

ご案内いただいた(株)大東インターナショナルのSさん、ありがとうございます! 

離れている店舗からneo21 the Eastを選んで紹介頂きまして 
本当にありがとうございました。

そして申し込みいただきましたお客様、ありがとうございます!

今後ともどうぞ宜しくお願い申し上げます。

2008.05.23 Fri l neo21 the East l コメント (0) トラックバック (0) l top
6月14日開催のアースデイEZOイベント、「エコロジーな集合住宅、エコロジカルなライフスタイル」で講演してもらう平田さんの本が出版されました!



環境分野の専門家である平田さんが、大家である父親の相談を受けプロデュースしたエコアパートの完成までの建築記録です。

先月、その花園荘を訪問した記事はコチラ(→東京都足立区のエコアパートを見学に行きました!)



本は写真やイラストが豊富!

また、大家なら気になる建築費や家賃設定の話も、かなりオープンに書かれています。



気になる方は是非、書店にてお買い求めください。

畑がついてるエコアパートをつくろう
  ~地球を冷やすワザいっぱいの下町プロジェクト
  著 者:平田裕之・山田貴宏
  出版社:自然食通信社
  発行日:2008年5月25日
  価 格:2000円+税

平田さんも参加するアースデイEZOイベントは会場の都合、先着50名様までとなっております。

まだお申し込みでない方は、こちら(→クリック)からどうぞ。

大家の手づくりチラシがダウンロード出来ます!
↓ ↓ ↓ ↓ ↓ ↓
2008.05.20 Tue l アースデイ2008企画(エコロジー賃貸) l コメント (0) トラックバック (0) l top
家庭に自然エネルギーを取り入れる為の各種システムを取り扱う、(有)三素さんがリンク登録してくれました。

ありがとうございます!

(有)三素


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2008.05.16 Fri l 設備&リフォームのリンク l コメント (0) トラックバック (0) l top
「安全・安心・信頼」を基本理念に歩み続ける、アポロ販売株式会社さんがリンク登録してくれました。

ありがとうございます!

アポロ販売株式会社


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2008.05.13 Tue l その他のリンク l コメント (0) トラックバック (0) l top
環境に配慮した○○!を廻る旅も、いよいよ終盤になりました。

今回訪問したのは、恵庭市にある環境を考えるテーマパーク「えこりん村」

レストラン「びっくりドンキー」や「ペペサーレ」等を経営する北海道企業、株式会社アレフの子会社が運営しています。

ちょうど2年前の平成18年6月にオープンしたこの施設。

ガーデニングショップ「花の牧場」と有料の英国式庭園「銀河庭園」、レストラン「天満食堂」と「らくだ軒」の4施設がコアになり、周りは牛や羊が草を食む牧場風景を演出しています。

その施設のひとつ、天満食堂で(株)アレフのエコチームリーダー、Sさんからお話を伺いました。

天満食堂の屋上は完全に土を載せて緑化してます。



内装も自然石や無垢材を使ったワイルドな感じです。

そもそも株式会社アレフの社長さんが安全な食や環境問題に非常に熱心で、会社として様々な独自の研究を進めてきたそうです。



「健康に悪影響を与えることが分かっている食品はいうまでもなく、生産方法を理解していない食品も絶対に扱うべきではありません。私たちは食肉についてより深く学ぶためにアレフ牧場、アレフ農場を設立し、健康な土づくり牧草づくりから品種の選定、改良などに積極的に取り組み、豊かな経験と知識を蓄えてきました。」

「アレフも『食』から社会という森に分け入り、やがて農業や環境といった問題にかかわるようになりました。」(アレフHPより)

ゴミを出さず再利用する、というのも食からの延長線上にあり、天満食堂には廃油を回収ステーションがあります。

家庭で使った廃油を1リットル入れると、左のトマトゼリーがもらえます。



集めた廃油は精製してバイオディーゼル燃料として生まれ変わり、えこりん村内を走るディーゼル車の燃料などになるのです。捨てられるはずだったエネルギーの再生です。

また、天満食堂の裏側には食べ残してしまった残飯を微生物により発酵させる装置があります。



ここで2ヶ月ほど攪拌し、さらに牛糞等と混ぜると堆肥が完成します。



この堆肥を販売し、また施設内の植物の育成に利用しているのです。



風景式の銀河庭園も「あるものを利用する工夫」から出来ています。



立派な巨木のゲートですが、これも流木を拾って(語弊があるかもしれませんが)再利用したものだそうです。



また、足元にはめ込んであるウッドタイルは、もともとココに生えていた木々を(捨てるのではなく)、緩衝材として再利用するため、スライスして埋め込んだということです。



庭園内に見え隠れするオブジェも、流木や廃材を再利用したものから出来ています。



これは左を向いているクマ!



エコロジーであるというより、『食』を中心軸に無駄をなくす、ゴミを出さない、を徹底した結果、その受け皿としてこの「村」が出来たように思います。

食が循環することは目の前の事実から体感できたのですが、我々のテーマである「住まい」をどう結びつけるか、どう循環させるか。

食と住の連携と循環は、これから考えるべきテーマになるかもしれません。
2008.05.13 Tue l アースデイ2008企画(エコロジー賃貸) l コメント (0) トラックバック (0) l top
自然エネルギーを上手に活用している住宅があると聞き、S市のIさんのお宅を訪問しました。

三角屋根に、煙突が見えています。

Iさんが指差す屋根の左側には・・・



ソーラーパネルが設置されています。

ご自身が環境カウンセラー等の資格を持ち環境分野の専門家であるIさん。
建築前からエネルギーや換気、建材等に使われる化学物質まで研究し、4年前に完成したというご自宅です。



目を凝らすと自然の恵みを上手に活用する様々な仕掛けが見えてきます。

例えば雨水(天水)の利用。

屋根から滴る雨水を雨樋が受け、中央右側のパイプが受け止めます。



水は平行して設置された左側のパイプへ流れ込むと、重力で不純物は沈殿。濾過された上澄み部分が内部の500リットルタンクに溜まります。

この水はトイレや植木の散水に使っているのだそうです。
通常の我々の感覚では雨水=排水されるもの、としか考えられていませんが、資源と受け止めると無限の可能性があります。

この垂直型濾過装置は、足立区の畑付アパートでも目撃しました。

場所は違えど、考え抜いた人のアイディアは相通ずるのですね。



よしずの張られたサンデッキも木漏れ日が気持ちが良さそうです。

そして、なかを拝見させていただくと・・・



驚いたことに暖房はこのペレットストーブ一台でOKとのこと。

設計時から日の当たる間取り、空気の循環を考えたため、実際に問題なく過ごせるそうです。



ストーブの前が吹き抜けになっており、暖められた空気が二階へ循環し、階段を下りてくるよう工夫しているそうです。ちなみに窓は(おそらくスウェーデン製の)木枠のトリプルサッシ。(O市のY邸と同メーカーでした

木をタップリ使った内装に漆喰の壁。
自分にとってというよりも、子どもにとってすごくいい環境だと感じました。

先ほどの太陽光パネルで発電された電力は、地下のバッテリーに逐電され・・・



仮にバッテリー切れになっても問題ない家電製品の利用に当てられます。
建築当初の段階で電気系統を二系統に分けているのです。


(左側のクローバーマークのコンセントが、自然エネルギーで発電されたもの)

今回、これらの自然エネルギーシステムの導入を担当した有限会社三素のI社長にも同席いただき説明していただきました。(I社長ありがとうございました!)



さらにご近所にあるひさし型ソーラーパネル装置や・・・



家庭用風力発電装置も拝見させていただきました。

自然エネルギーを主電源とするのは、まだまだ難しそうですが、補助あるいは緊急用として使い分けることを前提とすれば、使える場所はむしろたくさんある気がします。

Iさんのお話を伺い、エネルギー(電気や水)を上手に使い分けるためには、あらかじめ生活スタイル(ビジョン)を具体的にイメージすることが必要だと気づかされました。

「エネルギーは有限である」と気づくことから、最初の一歩がはじまるのかもしれません。
2008.05.12 Mon l アースデイ2008企画(エコロジー賃貸) l コメント (0) トラックバック (0) l top