
GEICの入居する国際連合大学ビルは丹下健三氏の設計によるモンスタービル。
巨大な石とガラスの城に圧倒されます。

GEICは、「持続可能な社会の実現のために、人や組織が出会い、対話し、課題解決するための機会や仕組みをつくることによって、多様な主体の参加による市民力の創出を目指」すことをミッションに掲げ、国連大学スタッフと環境省スタッフとで共同運営されています。
今回、持続可能性を追求したエコロジーアパートをプロデュースしたHさんに案内いただき、そのコンセプトや実現に至るまでの話を伺いました。
東京都心から電車に揺られて約1時間。

エコアパートの最寄駅前は区画整理のため、広大な空き地になっていました。
ポッカリ空いた空間と、柱のような国連大学ビルとの凹凸ギャップが、東京の多様性と町の変遷を感じさせます。
戸建住宅や二層のアパート、町工場、畑が点在する路地を歩き、エコアパートに到着。

木造2階建て4戸の一見どこにでもありそうな賃貸住宅。
いったい何がどうエコなのか?という点については、是非、Hさんの綴るブログをご覧下さい。
→畑がついてるエコアパートをつくろう
まず「あっ、いいな!」と思ったのは、夕涼みをしながらビールが飲めそうな四阿(あずまや)があること。

ここには掲示板もあり、人と情報が自然に集まる場所になっています。

大家さんが用意した物置に必要な道具も用意されています。
今回、大家の会のアドバイザーとして愛知学泉大学でコミュニティ政策を教える伊藤雅春教授にも同行してもらいました。写真をパシパシ撮ってます。

畑は前庭式になっています。
これにより、導線が道路→敷地→四阿→畑→玄関となり、人との会話や畑のチェックが自然になされるようになっているのです。

さて、特別に許可をいただき、室内も少しのぞかせてもらいました。(ありがとうございます!)
玄関横には土間があり、畑と台所をつなぐ荷捌き場として活躍しそうです。

このアパートは建物自体にも数々の工夫が詰め込まれており、断熱や換気、緑のシェード、パーマカルチャー、さらには温度湿度のモニタシステムまで、循環型ライフスタイルの具現化に徹底的にこだわっています。

あまりに盛りだくさんなので、詳しい内容については、6月14日のアースデイイベントで直接、Hさんにお話してもらいます。
建物に込めた想いを聞けるチャンスですので、興味のある方は是非、エントリーください!
なお、このイベントは会場の都合、先着50名様までとなっております。
まだお申し込みでない方は、こちら(→クリック)からどうぞ。